フコイダンのコレステロール・中性脂肪低減作用
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フコイダンが血液中の過剰なコレステロールや中性脂肪を低下させる方向に作用することが、動物実験等からも確認されています。
コレステロールと中性脂肪は血液中の脂肪分であり、コレステロールは細胞膜やホルモンの材料として、中性脂肪は活動に必要なエネルギーとして使用されます。しかし、これら血液の肪分が必要以上に多い状態が持続すると、余分なコレステロールなどが血管壁に蓄積し、動脈硬化が進行します。その結果、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが高くなるとされています。
フコイダンがコレステロールや中性脂肪の数値を下げる理由については、次のように3つの視点から説明されています。
まず、フコイダンは食物繊維であるため、コレストロールや中性脂肪の元となる脂肪を吸着し、便として体外に排出することを促します。このため、腸から脂肪が吸収されるのを抑制することになるのです。
また、フコイダンは腸内に分泌される胆汁酸に作用するといわれています。この胆汁酸はコレステロールを材料にして肝臓でつくれらますが、腸内で脂質などと結合し腸からの吸収を促すという役割を持っています。通常なら役割を終えた胆汁酸は、腸壁から再び吸収されて肝臓へと戻りますが、フコイダンはこの胆汁酸と結合し便と共に排泄してしまいます。肝臓としては、役割を終えて再び戻ってくるはずの胆汁酸が戻ってこないため、不足する胆汁酸を補おうと血中のコレステロールを材料にして胆汁酸をつくろうとします。その結果、血中のコレステロール値が下がるのです。
さらに、食物繊維であるフコイダンは腸内細菌のエサとなり、それによって腸内細菌が増殖する環境をつくりだします。この増殖した腸内細菌は、コハク酸やリンゴ酸などの有機酸をつくります。その後、この有機酸は肝臓へと運ばれ、肝臓でコレステロールや中性脂肪がつくられるのを抑制するよう働くのです。