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代替医療の現況

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 この項では、代替医療の現況について触れていきたいと思います。


 ハーバード大学による調査報告では、1992年にはアメリカ国民が代替医療に費やした年間費用(137億ドル)が、通常医療を提供する医療機関に支払った年間費用(128億ドル)を上回っており、知識層を中心として成人の3分の1が代替医療を併用していたことが明らかになっています。このことから、アメリカ国民の替医療への期待の大きさを伺い知ることができます。


 こうした国民の関心の高まりを受け、同年(1992年)にアメリカの国家機関である国立保健研究所(NIH:National Institutes of Health)内に、「代替医療の部局」(OAM:Office of Alternative Medicine )が設置され、代替医療の調査に乗り出しています。その後1998年に、アメリカ議会はOAMを、「国立補完代替医療センター」(NCCAM:National Center for Complementary and Alternative Medicine)として昇格させ、年間の国家予算額も1992年の200万ドルから、1997年には1200万ドルというように増額しています。その後も予算は膨らみ続け、1999年には5000万ドル、そして2005年には3億ドルを超えるまでになっていおり、代替医療の有用性を調査研究しています。


 また、米国国立癌研究所(NCI:National Cancer Institute )は1998年、がん補完代替医療局(OCCAM:Office of Cancer Complementary and Alternative Medicine)を設立しており、さまざまなサプリメントの臨床試験など、がんの代替医療に関する研究をサポートしています。


 さらに、大学の医学部においても、全米の125の大学のうち、少なくとも75校(1998年時点)が代替医療の講義をカリキュラムに組み入れており、通常医療に関わる学問と平行して代替医療を学べる教育体制を展開しています。以上のように、アメリカでは国家と大学医学部などが代替医療(アメリカでは補完代替医療:CAMという用語を使用している)を強力に推進しています。


 一方、日本に目を向けてみれば、1997 年に入ってから代替医療の学会である「日本代替医療学会(現在は日本補完代替医療学会に学会名を変更)」が発足し、基礎的・臨床的研究の促進と情報の収集とともに、代替医療の普及・発展に尽力しています。そして、2007年には第10回の学術集会を開催するに至っています。日本の教育体制については現在、金沢大学、山梨大学、北陸大学、大阪大学など数校に代替医療の講座が設置されています。


参考図書:『シリーズ 健康の科学17 沖縄モズク由来フコイダン健康読本』東洋医学舎
参考資料:『補完代替医療とリハビリテーション』鈴木信孝ら [PDF]
        第42回日本リハビリテーション医学会学術集会 教育講演より

         

フコイダンと代替医療

代替医療とは、現代西洋医療以外の治療法を総称したもので、免疫力を高めて疾患を治す医療のことです。本カテゴリでは、代替医療の役割、代替医療の今後の展望などについて、フコイダンと関連づけてまとめています。

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