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低分子フコイダン

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 高分子であるフコイダンを低分子化する目的は、腸管からの吸収率を改善するためと説明されています。この「吸収」という観点から、その優位性を主張しているのが「低分子フコイダン」または「超低分子フコイダン」なのです。フコイダン療法を導入している医療機関の幾つかでは、この低分子のものを使用しているようです。


 腸管から吸収されるためには、分子量が3000~5000である必要があり、それと比較すると分子量が約30万~約160万といわれているフコイダンは大きすぎて吸収という観点からは殆ど期待できないと指摘されています。そこで、「低分子化」という考え方が浮上し、低分子フコイダンへの開発に結びついたわけです。


 腸管内で留まっているフコイダンも有効な作用を及ぼしますが、低分子化することで吸収率が改善されれば、有効成分であるフコイダンが血液に混じって全身に行き渡るため、消化器系統以外の臓器でもその生理活性を発揮するようになると考えられたのです。


 フコイダンを低分子化するためには、非常に強固に結合した糖分子をバラバラにする必要があり、サザエやアワビといった貝類が持つ特殊な酵素を使用することで分解を図っていると言われています。しかし、その過程でフコイダン特有の硫酸基の結合まで分解してしまうと、せっかくの有効作用が期待できなくなります(フコイダンの活性を示すためには、硫酸基の含有率が13%以上必要との研究成果があります)。


 ここに低分子化の難しい問題が存在しており、現在分子量が500程度のものにとどめられているようです。また、高分子の状態のフコイダンにこそ、その生理活性を発揮しうるという説もあり、低分子のものと高分子のままのものを配合した商品も開発されています。

         

低分子・高分子フコイダン

フコイダンには分子量の大きさによって、低分子タイプや高分子タイプのものがあります。どちらのフコイダンが生理活性の強さにおいて優位であるかは意見の分かれるところであり、現時点では結論は出ていません。

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