フコイダン事典 Top >  低分子・高分子フコイダン >  高分子フコイダン

高分子フコイダン

スポンサードリンク

 消化吸収されにくいとされる高分子フコイダンに優位性があるというのは、フコイダンの生理活性が「吸収」という観点からは説明できないという意見に基づいています。この考えは、低分子フコイダンの主張とは全く異なっています。


 もともと糖質は二糖類(単糖類分子2個が脱水縮合したかたちの化合物)以上だと吸収されないといわれています。したがって、フコイダンという高分子多糖類を「吸収」できる大きさにまで低分子化すると、大切な硫酸基(ヌメリ成分)まで外してしまうことになるため、たとえ吸収されたとしてもフコイダンとしての効果は発揮しえないということになります。


 フコイダンの生理活性の強さや多様性を示すのは、高分子の状態であるフコイダンが腸管にある免疫細胞を活性化することにあり、有効成分が吸収されることで出現するのではない、というのが高分子フコイダンの優位性が主張されている理由です。


  最近の研究成果の幾つかにおいては、高分子フコイダンと低分子化したものを比較して同一実験をした場合、高分子の状態のものの方が効果が高く現れたと報告されています(例えば、高分子フコイダンを用いた動物実験では、アポトーシス能が高く現れたり、またコレステロール低下作用が優れているという研究データがあります)。


 残念ながら、フコイダンがもたらす様々な効果の発生機序は完全には解明されておらず、上記で触れた研究の成果だけをもって、単純に高分子フコイダンの方が有利と結論づけられない難しさがあります。


 したがって、今後しばらくはまだ、高分子と低分子の論争は続くと予想され、新たな研究成果の蓄積と作用機序の解明に大きく期待したいところです。

         

低分子・高分子フコイダン

フコイダンには分子量の大きさによって、低分子タイプや高分子タイプのものがあります。どちらのフコイダンが生理活性の強さにおいて優位であるかは意見の分かれるところであり、現時点では結論は出ていません。

関連エントリー

低分子フコイダンと高分子フコイダン 低分子フコイダン 高分子フコイダン