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沖縄モズクの養殖

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 沖縄モズク(通称:フトモズク)は、奄美大島から沖縄本島を経て、西表島へと及ぶ海域に生息しています。この海域は海水温が年間を通じて18~30℃に保たれており、沖縄モズクの養殖に適した環境となっています。現在、食用として市場に流通しているモズクの99%以上は、沖縄モズクであり、沖縄県は全国一の生産量を誇っています。安定した養殖技術の確立が全国の需要に応えることを可能としているのです。養殖は昭和48年(1973年)より始められ、昭和50年代に入ってから現在行われている網を使った養殖法が取り入れられました。


 沖縄モズクの養殖は、前年の秋10月末頃から始まり、収穫期は4月から6月となります。10月末頃、養殖網にモズクの胞子を付着させることから養殖は始まります。その後12月から1月にかけて、胞子の付着した養殖網を水深2から3メートルの深さにある苗床に「地張り」します。そして1ヶ月以上をかけて3センチほどに成長させた苗を、水深4から5メートルの深さにある養殖場へ移動し「本張り」します。


 沖縄もずくの品質を左右するのは「日照時間」です。とくに成育期の1月から3月にかけての天気が重要で、この時期にしっかりと光合成が行われることが必要です。こうして海水のミネラルなどの栄養素や降り注ぐ陽光によって育まれたモズクは、本張りから2ヶ月以上という月日を経て収穫期を迎えます。収穫されるときには、太さ1.5から3.5ミリ、長さ25から30センチほどに成長した沖縄もずくとなります。


 オキナワモズクの収穫量は、現在の収穫法が定着した昭和54年当初は1千トンほどでしたが、養殖技術の改良や消費の拡大に伴い一時期2万トンを超えるペースにまでなりました。近年収穫量は落ちており、平成17年度は1万3000トン程となっています。収穫量に占める内訳としては、おおよそ9割が食用で、残りの1割に満たない量の沖縄もずくがフコイダンなどの工業用にわまされています。

         

沖縄モズクとフコイダン

沖縄モズクは国内のもずく消費の殆どを支えています。また健康食品フコイダンの多くは、沖縄モズクを原料としています。その養殖から、水揚げの後の加工、フコイダンなどの製品へ至るまでの過程を紹介します。

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